私に出会えばみんな友達
私には、スペインに友達がいません。
スペイン語も話せませんし、誰かとゆっくり友情を温める時間もありませんでした。
しかし、私はスペインでも本当によく喋った気がします。
バルセロナに到着して2日目、私は電車内でロシア人の女の子と友達になりました。
私は2~3駅乗るのみ、そして彼女は私よりもあとに下車したはずです。
私の祖先がロシアにルーツを持つので、話が合いやすかったというのもあったのかも知れませんが、とにかく10分程度の会話を車内で楽しみました。
そのほかにも、空港で搭乗を待つ時間、飛行機で隣に座った方、街中で偶然話しかけてきた人など、どの国のどんな人かも知らずに、喋り続けていたように思います。
私は、フランス語もスペイン語もできないので、今回の旅では言葉のハンディが実はとても大きく言葉には再三にわたり苦労していました。
しかし、言葉が通じないなりに、ジェスチャーやユーモアのある表情で、人との会話を楽しみました。
私にとって、肌の色も言葉の違いもあまり関係がありません。
どこへ行っても誰かと仲良くなり、一緒に写真に収まったりしていました。
それが、私の強みなのでしょう。
日本人は国民性の点で、特に知らない言語に対する恐れが大きく、外国では消極的になりがちです。
しかし、言葉の壁は、どこへ行っても必ず越えられます。
そう信じていたことが今回も実を結んで本当によかったと思いました。