常備薬の持参
現地で一番不安なことの一つは、恐らく病気ではないかと思います。
犯罪に巻き込まれることも勿論そうなのですが、慣れない土地で病気になっても、日本語の通じる医者がおらず、弱った体で苦労することは言うまでもありません。
ですから、最低限、何種類かのお薬を用意しておくことをお勧めします。
日本人がヨーロッパ旅行で一番考えられる疾患は、胃の不調です。
マイルドで香辛料の少ない日本料理に慣れている私たちは、外国の味付けやその国独自のスパイスに慣れていません。
お腹はどこかで必ず壊すものです。
ですから、胃薬は必ず持っていくようお勧めします。
もう一つ、痛み止めもあったほうが安心できるでしょう。
天候の違いなどにより、ヨーロッパでは体調が万全になりにくく、それ故、頭痛や持病の疼痛が現れやすくなることが考えられます。
そのような場合、日本では薬1錠で事足りることも、もし現地で薬の調達となると、言葉の壁が大きく、一気に難しくなります。
自分の体に合ったもの、日本人の体質に合わせて作られたお薬は、必ず役に立ちます。
以上、胃薬と痛み止めは、持っていて間違いのない薬の代表的なものです。
そのほか、持病がある方の場合は、当然医者からもらった薬を持参することになるでしょう。
その際には、日数の計算の仕方に注意してください。
お薬ではありませんが、バンドエイドなども、意外に使い道があるので、持参することをお勧めします。