ゆっくりとした夜(5月30日)

思えば、私はこの日まで毎日、宿が変わっていました。

移動のたびに重たいスーツケースを持ち歩き、それだけで疲れてしまうのは言うまでもありません。

しかし、この日は誰と一緒にいるわけでもなく、久々に自分一人の夜を過ごすことができるので、ここが疲れを取る最大のチャンスだと思いました。

私はリヨン市内観光を存分に楽しんだあと、駅でパンを3種類とエスプレッソを買って、7時過ぎにホテルに戻りました。

パン

私にとって、この夜は貴重なものになりました。

何しろ、日本人の私がヨーロッパ流の生活をしてきたので、一度自分をリセットしておきたかったのです。

あまりに違う環境にいると自分がわからなくなり、そのことがうつ病を誘発することがあります。

それでは、旅を満喫し続けるには、どうしたらいいのか?

それは、どんな場所でも、必ず元の自分に戻ることです。

それが私にとってYouTube放浪であったり、読書であったりします。

異文化での疲れを取るには、元から慣れ親しんだことをするのが一番です。

この手のカルチャーショックをひたすら耐えて、現地の世界に浸るという人もいて、それはそれでいいことだと思います。

但し、私は自分の精神衛生管理上、疲れをその都度、取っておいたほうがいいように思ったのです。

せめて自分ひとりの時くらい自分の文化に戻り、骨休めをしてもいいかな、と。

この日は11時にはベッドに入り、ぐっすり寝ました。

出発前

出発~現地到着まで(2013/5/27)

フランス旅行記(2013/05/27~2013/06/02)

スペイン旅行記(2013/06/02~2013/06/06)

帰国へ、そして帰国後(2013/06/06~2013/06/08)

旅で学んだこと、特別なエピソード

ヨーロッパ旅行の豆知識

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