荷物が行方不明(6月2日)
この日は朝っぱらからのトラブルで、息をつく暇もなくバルセロナに到着しました。
よし、ここで心機一転!思いっきりバルセロナを楽しもう!
バルセロナの空港に降り立った私は、恐らくそう思ったに違いありません。
しかし、この日はどうやら、運に見放されたようです。
私の大きなスーツケースが、手荷物受取所から出てこないのです・・・。
大量の荷物が乗ったベルトコンベアが動き出し、次々に人々が荷物をピックアップしては、そこを離れていきました。
次々に人が立ち去り、最後には私を含めた2人しか残らず、二人で思わず顔を見合わせました。
もう一人はスペイン人の女の子で、何とか英語が通じました。
既にお互い仲間意識が芽生え、二人で「Oh No!」とコンベアに向かって叫んでいました。
やがて諦めた私たちは、一緒にインフォメーションセンターに行き、彼女が私の分も含めて、荷物がないことを伝えてくれたのです。
「ベルトコンベアが動かなくなったらまた来て」と言われ、元の場所に戻りましたが、結局、私たちの荷物は出てきませんでした。
この手の荷物紛失は、空港職員によると、よくある話なのだそうで、恐らく午後には荷物が到着するのではないか、と言われました。
私はホテルで空港からの連絡を待つことに。
幸い、パスポートやお金、カメラなど、貴重品は全て手荷物として持っていました。
しかし、幸先の悪すぎるバルセロナ滞在となったのは紛れもない事実でしょう。