グラシア通り
カサ・バトリョのあるグラシア通りに出たついでに、グラシア通りをそのまま歩いてみることにしました。
グラシア通りは大通りで、道の両側に沢山のブティックがあります。
それらを見て歩くのも楽しいのですが、それぞれ違った趣のある建物がまた魅力で、それらを眺める、或いは写真に収めるだけでも、充分に素敵な観光が楽しめます。
例えば、スペインの老舗ブランド「ロエヴェ」の建物。
ピンクに塗られた柱を持ち、花柄のモチーフに仕上げられています。
こんなに可愛らしいロエベの外観なんて、日本では想像できません。
大通りの真ん中には、巨大な噴水があります。
噴水は、日本に比べ、ヨーロッパのほうが数が多いように思いますが、大通りの車の流れをせき止めるようにして、このような噴水がある光景は日本にはないでしょう。
日本だと「渋滞の原因」として撤去されてしまうに違いありません。
こういう、何気ない文化の違いから来る風景の違いが、外国に行くとはっきりわかり、新たな文化発見や価値観発見に繋がります。
私はこのグラシア通りを歩き続け、気づけばバルセロナ到着の場所、カタルーニャ広場まで来ていました。
ということは、一駅歩いたことになります。
私は、道を何度も渡って、印象的な建物を撮り続けました。
そして、地震大国・日本では決して考えられない、古くから残る建築物の風情を、ただただ楽しんでいたのでした。